スポンサーリンク

こんにちは、すずらんです。

 

昨年11月末に応募していた「第26回いたばし国際絵本翻訳大賞」の結果が郵送で届きました。

 

審査結果や、講評を読んで感じたことなどを書きます。

 

「第26回いたばし国際絵本翻訳大賞」の結果

今回の課題本は「That's what friends are for」。

楽しみながら訳せました。

 

第25回からチャレンジして、2度目のチャレンジです。

 

今回の第26回は一次審査通過を目標としていましたが・・・・

 

 

今年は目標どおり一次審査に通過することができました!!

 

 

送られてきた「入賞者一覧」の「最終審査に残った皆様(29名)」欄に自分の名前を発見して、すごく驚きました。

今もちょっと信じられません。

本当にうれしいです!

 

文章チェックで協力してくれた家族に感謝です。

「いたばし 国際絵本翻訳大賞事務局」から届いた審査結果

 

 

スポンサーリンク

講評を読んで感じたこと・わかったこと

「第26回いたばし国際絵本翻訳大賞」英語部門の講評を読みました。

全体的に、去年の講評よりあっさりした内容です。

 

去年も感じたのですが、もうすこし細かく審査した部分を講評で書いてくれると勉強になるのにな・・・。

 

特に絵本のタイトル"That's What Friends are For" にはどんな訳がいいのか書かれていなかったのが残念です。

ぜひ入賞者の方々の訳や審査員の先生の考えを知りたいです。

 

 

講評と照らし合わせて、自分の応募作を振り返ってみたいと思います。

 

一次審査のチェックポイント

講評によると、一次審査のチェックポイントは以下のとおりでした。

 

一次審査のチェックポイント
・読みやすい文章になっているか
・絵本にふさわしい言葉・漢字が使用されているか
・原文にない勝手な補足がされていないか
・訳しもれはないか
・誤った日本語が使用されていないか
・誤字脱字はないか
・訳文が絵に合っているか
・台詞の口調がその登場人物に合っているか。また、作品内で統一されているか
・文法的な誤訳がないか
一次審査のチェックポイントは翻訳として当然のことなのでしょうが、気付かないからミスしてしまうんですよね・・・。
自分がどの部分に引っかかっているか不明ですが、講評でピックアップされている文章で「ここ、まずかったかも?」と思うところがありました。

Maybe one of the neighbors' boys trampled down Pig's favorite flowers, Goat was thinking.

講評ではfavorite flowersを「おきにいりのはな」や「だいすきなはな」と訳してもまちがいではないとしています。

 

でも大賞の方は「なにより ブウさんが だいじにしている おはな」と訳されています。

 

この訳だと、Pigが涙を流すほど泣く(と勘違いする)のが当然であることや、親友のPigが花壇を大切にしていることが暗に伝わってくると講評に書かれています。

 

「なるほど」と思いました。

 

私は「favorite flowers」の訳をどうしようかと、そのことばかりにとらわれてしまって、その背景には無関心でした。

文字ばかり追わないよう気をつけていたつもりでしたが、やってしまったという感じです。

 

私の訳:

ブタくんが だいじに している 花を

きんじょの子が ふみつぶしたのかも しれないなぁ。

 

Or maybe he forgot to turn off the faucet in his bathroom! Goat was still thinking.

この文のstill、私は散々悩みました。

 

講評でも「still thinking」は意外に難しいところです、と書かれています。

 

このstill, 「さらに」とか「まだ」と直訳すると日本語としてしっくりこないと講評にもあります。

 

優秀賞の方は「やぎくん、かんがえだしたら とまりません」と訳しています。

とても自然な日本語だと思いました。

 

私は「さらに」とか「まだ」は使いませんでしたが、適当な日本語が浮かばず、いまあらためて見直すと違和感があります。

 

私の訳:

ヤギくんは 考えつづけます。

 

Will you help me cut more onions for my stew?

この物語のオチに関わる重要なセリフです。

重要な文なのに・・・moreを略して訳してしまいました。

 

講評でも、この文でmoreを略して訳してしまった人が多かったと書かれています。

moreを略すと減点なのでしょうね。

 

絵を見て、英文を読めば

「なるほどー。玉ねぎを切ってたから涙を流してたのね」

と誰もが理解できる場面です。

 

でもわかりやすいから、moreの部分をなんとなく軽視してしまった気がします。

 

Pigがすでに玉ねぎを切っていたから涙が出ていた。

だからmoreがある。

 

自分の頭の中で勝手に処理してはいけませんね・・・

 

 

私の訳:

「シチューに いれる たまねぎを いっしょに 切ってくれるかい?」

 

スポンサーリンク

英語部門の応募総数や入賞者

「第26回いたばし国際絵本翻訳大賞」英語部門の応募総数は908件でした。

 

入賞者は5名(最優秀翻訳大賞1名、優秀賞1名、特別賞3名)です。

一次審査の通過(最終選考に残った)は29名で、その中から入賞者が選ばれています。

 

今回の応募総数は908件となっていて、これは例年より多い数です。

(2018年は786件、2017年は798件。過去10年を見ると、毎年600件から700件台の応募数)

 

これは私の想像ですが、今回の課題本「That's What Friends Are For」の英語がわかりやすかったため応募数が多めなのかなと思います。

 

 

今回は思いがけず最終審査に残るというラッキーな結果でした。

 

次回は入賞をめざします!!

 

英語や翻訳、絵本に興味のある方は来年もいっしょにチャレンジしましょう!

「第27回いたばし国際絵本翻訳大賞」は2020年8月に開催が予定されています。