
英検1級面接大特訓。カバーはボロボロになったので取ってしまいました。
こんにちは、すずらんです。
私は英検1級一次試験については独学で勉強しました。
二次試験についても基本的には独学で勉強しましたが、アウトプットの練習が必要だと思いオンラインレッスンも少し取り入れました。
一次試験が終わってから二次試験対策を始めると準備期間はとても短いので、いかに要領よく無駄なく対策するかが合否を分けます。
私は一次試験の結果発表が出てから二次試験対策を始めましたが、合格することができました。
この記事では、短期間でできる英検1級面接対策について書きます。
Contents
英検1級二次試験の流れ
まず簡単に二次試験の流れを確認します。
面接時間は入室から退室を含めて約10分です。
① 入室
② あいさつと日常会話
③ スピーチ(2分)
④ Q&A(4分)
⑤ 退室
英検1級二次試験の採点方法
面接室で提示された5つのトピックの中からひとつ選んで、スピーチをします。
以下の4つの観点から採点が行われます。
<Short Speech> 30点
<Interaction> 30点
<Grammar and Vocabulary > 20点
<Pronunciation> 20点
以上100点満点で、60点以上が合格。
英検1級二次試験対策にオススメのテキスト
「英検1級面接大特訓」(Jリサーチ出版)
二次試験に必要な情報はこの1冊に全て書かれています。
1: テキストの第1章をじっくり読む
まずは「英検1級面接大特訓」の第1章をじっくり読んで、面接の頻出分野やトピックの選び方など、しっかり頭に入れます。
ここは疎かにしがちですが、しっかり読みこんでおくことで面接のポイントがつかめて無駄のない勉強をすることができます。
2: 短文練習(第2章)
「英検1級面接大特訓」第2章で短文練習をします。
この短文のいくつかをスピーチで使うと、ワンパターンにならずに洗練されたスピーチになります。
スピーチの導入(イントロ)もこの短文から選ぶと楽です。
以下の方法で短文練習を繰り返して、頭に定着させます。
① テキストを見ながらCDの音声をきいて、繰り返す。
② テキストを見ながらCDの音声に合わせて、繰り返す。
③ なるべくテキストを見ないで、CDの音声に合わせて繰り返す。
3: フラッシュカードを作る(第3章)
「英検1級面接大特訓」の第3章はスピーチの実践練習ですが、いきなりスピーチするのは無理があります。
まずはスピーチの準備をします。
① Unitごとにテキストを読む。英文はスラスラ読めるまで音読する。
②「英検1級面接大特訓」巻末のフラッシュカード(p307)を参考に、自分でカードを作る。
私はテキストの情報をもとに自作のフラッシュカードを作りました。
論点はほぼテキストのまま書きましたが、自分にとって使いづらい言い回しや単語は、言いやすい表現に変更しました。
また自分なりの意見がある場合は付け加えました。
テキストの内容を全くそのまま使ってフラッシュカードを作ってもOKですが、自分用にカスタマイズするとよりスムーズなスピーチができます。
時間があればテキストをもとに、自分用にカスタマイズしたフラッシュカードを作ってみてください。
フラッシュカードには12㎝x9㎝のリングノートを使用。
手のヒラにちょうど乗るサイズです。
小さくて持ち運びやすいので出かける際には必ず携帯し、隙間時間に練習しました。
<↓最初のページにスピーチのトピックを書く↓>
<↓めくった次のページに、論点を箇条書き↓>
4: スピーチしてみる
自作フラッシュカードを使って、スピーチ練習します。
- はじめはフラッシュカード を見ながら練習する(慣れてきたらフラッシュカード無しで)
- 必ず時間を計ってスピーチ練習する
- はじめは2分間でスピーチをまとめることができなくても気にしない
(時間を意識して練習していくうちに、時間の感覚がつかめるようになります。) - 淀みなくスピーチできるようになるまで練習する
では次に、効率よく二次対策をするためのヒントを書きます。
苦手な分野のスピーチ練習はパスしよう
スピーチは提示された5つのトピックから選びます。
当然、その中で自分がもっとも得意なトピックを選ぶことになります。
逆に考えると、苦手な分野のトピックを選ぶことはありません。
苦手な分野はスピーチができたとしても、次のQ&Aでつっこまれた時に答えることが難しいので、できるだけ避けます。
私は苦手な「経済」「スポーツ」「宗教」のトピックを選ぶことはないと考えて、はじめからスピーチの練習をしませんでした。
二次対策に使える時間は限られているので
「苦手な分野は勉強しない」
と割り切っていいと思います。
ただし勉強しない分野と頻出分野が重なりすぎると、本番で選べるトピックがないかもしれません。
この点だけは注意してください。
スピーチの丸暗記はオススメしません。
二次試験の体験談でよく
「モデルスピーチを30個くらい丸暗記する」
というのがありますが、効率的ではないと思います。
近年のスピーチのトピックを見ると、過去と全く同じトピックの出題はほとんどないです。
それに暗記したトピックを組み合わせて当日スピーチするというのはかえって難しいと思います。
ただし、過去問と類似したトピックが出題されることはあります。
そのため頻出のトピックを使って、面接の場で出題されたトピックに応じてスピーチを組み立てられる練習をしておくのが合格の早道だと思います。
アウトプット練習は必須
スピーチは自分なりに練習できても、Q&Aの練習はひとりでは難しいです。
本番でスピーチは2分ですが、その後のQ&Aは4分あるのでおろそかにできません。
スピーチ練習に気を取られてQ&Aの対策が後回しになりがちですが、ふだんあまり英語を話す機会がなければ特にしっかりした対策が必要です。
英検1級対策ができるオンライン英会話については下記の記事に詳しく書きました。
ここではとくに英検1級の二次試験対策に利用できるオンライン英会話をご紹介します。
どちらも私が実際に利用したことがあるスクールです。
一次対策は独学で乗り切れた方も、二次対策はオンラインレッスンを取り入れてアウトプット練習することをオススメします。
オンライン英会話「バリューイングリッシュ」
英検®、IELTS英語試験対策ならバリューイングリッシュ、「結果を出したい人」が集まるオンライン英会話
「バリューイングリッシュ」は試験対策をメインとしたオンライン英会話スクールで、英検二次対策に特化したレッスンが受講できます。
私は二次試験前に「英検1級二次対策コース」を受講しました。
25分のレッスンが5回で、費用は5,980円とリーズナブルです。
レッスンの流れは以下のとおりです:
① 講師がスピーチのトピックを提示
② スピーチをする
③ 講師とのQ&A
④ 講師からのアドバイス
英検をよくわかっているフィリピン人講師のアドバイスは的確です。
バリューイングリッシュの「英検1級二次対策コース」を受講していなかったら、二次試験に一発合格できなかったと思います。
私が教わったAngel講師はクールな雰囲気で適度な緊張感があり、アドバイスは論理的ですぐに役立つことばかりで大変良い講師でした。
私は緊張する性格ですが、オンラインで模擬試験のような面接の練習ができたので、本番での緊張がずいぶん軽減できたと思います。
さいごに、バリューイングリッシュを受講する際の注意点です。
レッスンは模擬試験的な内容です。
② ギリギリの受講日程にしない
スカイプを使っているため通信状況が悪いことがあります。
問題があった場合再受講できるので、余裕のある受講日程にします。
オンライン英会話「ウィリーズ英語塾」
「ウィリーズ英語塾」は私が現在受講しているオンライン英会話スクールです。
1回50分レッスン・担任制でフィリピン人講師のレベルも高いです。
料金は週2回・50分で月6,500円とリーズナブル。(受講回数は選べます)
2020年7月より、テキスト「英検1級面接大特訓」を使ってのレッスンができるようになりました。
自分でスピーチ練習しつつ、ウィリーズ英語塾で「英検1級面接大特訓」を使ったレッスンを受ければとても効果的な二次試験対策になります。
ウィリーズ英語塾に入会の際は、よろしければ以下のstudent IDをご利用ください。
まとめ
二次試験対策、はじめは大変に感じますが勉強してみると楽しいです。
二次試験対策を毎日していると
「けっこうまともな英語がしゃべれてるかも!」
と思えてきます。
実際、二次試験対策をするとスピーキング能力がグッと上がります。
合格まであと少しですので頑張ってください!